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あの子とあの子の昔の恋人
バサラ最新話みましたよー
今回は日曜がＴＲＰＧのセッションで、うっかり終電を伸ばしてお泊りに。おかげでリアルタイム視聴できなくて友人にネタバられましたがまぁいいや。
今回の内容はタイトルどおりでしたね。秀吉と前カノと今カノ。
慶ちゃんあんたギリワンに何された…
いやシナリオの都合といえるのかもしれないけど、あの謎のブラックアウトは何。慶ちゃん何をされた。
あきらかに秀吉があの一見で殺戮者（ジャームやスペクターも可）になっちまってるんだが、そこまで秀吉に自分の無力を憎ませるだけのことが起こったのか！？
ここ最近、ギリスケ嬢とのあいだでバサラ２トリオが熱いためか、どうもあの三人が一緒にいると頭にフィルターがかかっていけない。てか、秀吉お前、男ばっかり可愛いのきれいなの囲ってどうするつもりなの。慶ちゃんがかわいいかどうかは独断と偏見に基づいてますが、あの子は私の中ではヒロイン担当と決まっております。
実際、今回は慶ちゃんの哲学というか、正義が示された回だったと思います。
「弱いものとして生きる」、ないしは「弱いものと生きる」。
「弱いものを守る」は誰にでも使える便利な口実ですが、「弱いものとして」あるいは「弱いものと」生きるということの困難さは乱世じゃ一通りのものではない。慶ちゃん実際、ＥＤじゃ武器を持ってないしな。でも、自分を殺しかねない相手の前に、何回も徒手空拳で駆けつけてるんだよな…
弱さは武器にならない。弱いものは死ぬだけ。弱さってのは基本、特に少年向けの作品だと繰り返し否定される存在だと最近ひとしおに思います。でも、そのこの世で一番無力で価値のないものを、自分の正義としてかかげちゃったんだよね、慶ちゃんは。
秀吉、半兵衛、慶ちゃんの三人は、三者三様に弱い存在だと思います。やっぱり主人公だからなのか、乱世の英雄だからなのか、どれほど踏みつけられても己の【強さ】を信じて疑わない政宗さまとは対称的だと思う。
幸村もたぶん、弱いものとして生きる道なんて、想像もしないままで進むんだろう。ゆっきにとっての『弱いもの』は、他人だった。女子どもや無辜の民、老人。それが人の上に立つものとしては正しい生き方なのだろうとも思います。
つまり、慶ちゃんの理想は、それだけ理解を得がたい。
でも私は、慶ちゃんの願いの行く先がものすごく気になります。
あの乱世で、半兵衛を失った秀吉が、あるいは秀吉を失った半兵衛がつくろいきれない弱さをむき出しにせざるをえなくなったとき、やっぱりそこに戻ってくるのは慶ちゃんなんじゃないだろうか。
あるいは慶ちゃんも時代に流されて、弱いまま生きるという道をどこかで諦め、太刀を取ることになるのか。
でも私はやっぱり、慶ちゃんが「おれの友達なんだ」と言って、あの二人の救済を誰かに願うのだろうと思いたい。そのとき、あの二人がほんのかけらでも、弱い己そのものを憎まないでもいいのだと、思うことができたらなぁと思ったりもします。
これだけの思い入れがあるのは、今私がロールしてるキャンペーンのキャラが、まさに『弱さを生きる』ことをポリシーにしてるからってのもあるんですが！
継続って力だよ慶ちゃん。弱さを正義にすると目の前の人間しか助けられないし、そもそも人の上に立つ人間が掲げられない正義だっていうのがあるから、どうしても戦いにくい。辛い。守れない人に思い入れをすると、自分の魂自体にカンナをかけることになりかねない。
でも、そうやって『弱いことは間違ってない』といい続けることで、心を鎧った誰かの傍に寄り添えることもたしかにあると思うの。
結論として、来週も頑張れ慶ちゃん…！
あと今回の特筆事項としては松永ギリワン暗躍、癒されるジジ孫、東西ヤンキー対決など。
道具を与えないと言うことを聞かないギリワンはやはりコーエー仕様か… あの頭っから二人のことを忘れてる感じが、逆になんかゾクッとするようなリアリティだった。
武蔵かぁいいよ武蔵。じいちゃんカッコいいよじいちゃん。そして「でっかいじいちゃん」に弱いのな幸村！
そして筆頭とアニキの対決がヤンキーのケンカにみえてしょうがない件。柄が悪すぎる。でもアニキの生存はすげぇよな。最近、ギリスケ嬢が「幸村のいる回で死んだ人は復活してくる」という見方を提唱して以来、すっかり身内では「幸村ザオリク」が定番語に。とりあえず誰か危ない人がいたら傍に確保しておくと一回は復活できます幸村ザオリク。いるだけで生存フラグを立てる幸村。ありがたいよ幸村。
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