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薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

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  • 04/25/10:47

TARN-164 泣き虫の英雄


今週は見られましたよ…(低い声)

今回は明日香さんに続いて翔ちゃんの成長劇かあ~。
あの泣き虫弱虫の翔ちゃんが、こんなにも強くなったのか、と思うとなんだかすごーく感慨深いデュエル…!! というか、素直にむちゃくちゃいい話でした。さすが遊戯王名物兄弟愛…!!

・「デッキが回らない」 なんてリアルな発言
・「兄さんが死ぬところなんて二度と見たくないよ!」 そうだよなあ、カイザーはほんとに死んだと思ってたからなあ。
・手術を受けてるカイザー。なんの手術なんだろう。ちなみに車椅子を使ってるのは、やっぱり血圧とかの上昇に耐えられないくらい心臓がボロボロだからなんですかね。
・翔ちゃんの傍についててやれと言われてたのに姿を消してたアニキ・でも翔ちゃんに差し入れに行くアニキ。うわああああんアニキー!! やっぱりアニキは優しい人だよ… どんなに変わったように見えても、後進を大切にするハートは変わらないよ…
・「兄さんの心臓を蝕んだのは地下デュエルなんかじゃなかった」 SMプレイじゃなくてサイバー・ダークのヤンデレな愛のせいで身体を壊したと。GXの精霊はドSぞろいです。
・翔ちゃんは《パワー・ウォール》でもカードを投げない。
・墓地にロイドが投入されて思わずニヤリ。機械族デッキな兄弟だもんなー(しみじみ) 
・凛々しくてカッコいい翔ちゃん
・たとえ泣きべそをかいても前に進むことをやめなくなった翔ちゃん
・ロイドで薄められたのかヤンデレ度のさがったサイバーダークデッキ
・お兄さん…! アニキ……!!
・アニキがむちゃくちゃカッコいい。でも立ち位置が主人公じゃない気がする。戦隊なら6人目の戦士的な感じというか。
・墓地がものすごい勢いで肥えて行くサイバー流VSサイコ流。
・終盤に行くまでおたがいにライフをまったく削らないすごいデュエル。「それで、どっちが勝ったの?」(BYトメさん)
・20歳にして人生終わりかけてたお兄さんを立ち直らせてくれたのは、弱虫泣き虫だと思ってた弟だった…
・二人でプロリーグを立ち上げることを提案するお兄さん。きっと後進の指導にあたるんだろうなぁとおもってたら当たってたー。プロの裏も表も知ってるお兄さんなら、きっといいプロモーションができるんだろうなあ。きっとそうとうコネも手に入れてるだろうし。
・そして、丸藤兄弟の和解を前に、しずかに見守るアニキ… この立ち位置なんなんだろう。切ない。

今やってる話は、まさしく『卒業編』って感じですね…
明日香さんは海外留学、翔ちゃんはお兄さんと和解してプロモーターに回り、そして次回はじょめさんのプロ入りかあ。
みんな大きくなったんだなあ、という感じで、しみじみといい話だと思います。アカデミアっていう海に浮かんだゆりかごを出て、新しい世界へ行く。一期メンツはそれぞれにアカデミアで得た経験を総括して、自分なりの道を選ぶことができるようになってるんですねえ。
翔ちゃんはお兄さんに対して正面切って思ってることを言えるようになったんだなあ。それも、自分のわがままだけじゃなくて、周りのことを考えて、精一杯にやるべきことを考えて、ちゃんと自分で言えるようになった。ただの弱虫だった昔の翔ちゃんと比べて、本当に成長したと思います。
……昔自分のSSで書いたことを、くしくも思い出しました(笑

「涙って、自分の意思で出てくるわけじゃないじゃん。我慢できなくたって仕方ねーよ。ほら、腹が減るのとかと同じでさ」
「でも、泣きながらでも前に行ければいいと思うぜ。泣きながら歩いて100m、泣くの我慢して100m、ぜんぜん変わらねえよ。どうしても泣きたかったら、翔は、泣きながら100m歩けばいいんだ」
(抜粋・自サイトSS”哀しいとき”より)

今の翔ちゃんは、まさしく、泣き虫の英雄、って感じですごくいいなーと思います。
人間には弱さも強さも両方必要だ。お兄さんがやっと”弱さ”を手に入れて、そして翔ちゃんは”強さ”を手に入れられたんだな、という気がしました。
これからが大変だぞ、がんばれ翔ちゃん。お兄さんのためにも。


そしてこっから先はちょっとずれる話。
…翔ちゃんも、カイザーも、そして明日香さんも大人になっていくのに、十代はおいていかれるんだなあ、と思って、なんだかちょっと切なくなりました…
みんな、地に足をつけて、「将来」のために頑張れてるのに、十代だけはどんどん現実からかけ離れた方向へと向かってる気がする。
もともと普通の人には見えない世界に生きてる風のある子だったけれども、三期が終わって、ますますそっちの世界にいっちゃってる気がします。なんだか、今の十代って、「大切な人たちを見送って、この世界にさよならを言う」準備をしてるように見えちゃう気がするんだよなぁ。
大事な人たちが幸せになってくれないと、安心してこの世界にさよならができない。でも、いままで十代のことが必要だったみんなが、ひとりづつ、十代がいなくてもがんばれるようになっていってる。明日香さんにしろ、翔ちゃんにしろ。
十代って、「誰かが必要としてくれる」以外のよすがでこの世界に留まることができない風があると思います。
だって、誰も十代のことを必要としなかったら、あの子はデュエルをして、精霊たちを愛して、ぜんぜんこの『現実』に接しないのがいちばん幸せそうなんだもの。そして今のあの子はそういう世界にほとんど完全に身体をひたしちゃってる。仲間たちが十代と道を分かったら、十代の行く先は、他の誰も行けない世界になっちゃうような気がする。
なんつうか、渡り鳥みたいなもん、みたいな。
いちど、遠くから飛んできて、ここに翼をやすめた。友達もできたし幸せだった。でも、渡り鳥が行く先はどこか遠くにある。どんなに幸せでも、ここは居場所じゃない、みたいな…

別に、現実に足をつけて生きるだけが幸福だとは言わないが… でも、なんかせつないなあ。
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