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薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

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  • 05/18/20:19

属性考察:火


今回はほんとにどうでもいい、実感としてのお話。

世の中でいう「四属性」ってのは、通常、火・水・風・地の四つに分かれてますよね。でもその中で一番日常生活から縁遠いのが「火」だと思う。とくに家にガスコンロではなくIHヒーターがあったり、煙草も吸わないって人ならなおさらの話。
それで翻って私の話になると、今まで火と触れ合う機会といったら、バーベキューくらいしかなかったわけです。だから水・地・風のことは分かるけど、火ってのは具体的なイメージがゼロに近かった。
水の本質は変容するH2Oの姿である。
地ってのは熱を伴わない有機体の変転である。
風は虚空を渡るエネルギー派のことである。(そう解釈すると波の類型である【光】も風の近接属性になるわけですが…余談)
では、炎ってのは何なのか。
ようするに火ってのは、熱と光を伴っておこる一つの現象である。たとえば燃える炭も、酸素とガスを混ぜ合わせたバーナーも、溶岩の熱も、それ自体は「火」じゃない。火ってのはとらえどころがない上に安定しないですぐ消えてしまう。本質を捕まえがたい「燃焼という現象」そのものが火である。ということ。
実際にそう考えると風を捕まえるというのも無理に等しいわけですが、風ってもんは空気のあるところならどこにでも存在している。密室であっても風はあるし、空気さえあればそこに運動が必然的に起こるってのもあたりまえ。でも火は誰かが点さないと存在しない。でも、点してしまったあとの火は、実質、人間の手で制御できる現象ではない…

瑣末な話なんですが、彫金では必ず、バーナーというものを使用します。
金属を焼きなます(加熱したあと急激に冷やすことで、やわらかく扱いやすい状態にする)にも、ロウ付けする(融点の低い合金をつかって金属同士を溶接する)にも、バーナーがないととにかくどうしようもない。ところがこの火勢というものがたいへんに分かりにくい。わたしが未熟だからかもしれないんですけれども。
銀ロウの融点はおよそ800度前後です。でも実際は温度計とかをつかえるわけじゃないので、温度はだいたいは眼でみて確認しないといけない。銀の状態を眺めつつ、きちんと溶ける温度を考えて作業しないといけないのですが…これが難しいよ!(´・ω・`)
そもそも高温のバーナーの炎というのは、ごく淡い蒼紫色をしているため目視することがかなり困難です。逆に金色の火は温度が低い。そして、バーナーの火はちかくに近寄ってもあまり熱さを感じない。熱が志向性なのかはたまた勘違いか…
で、顔を寄せたせいで、あやうく髪をこがしそうになったりね。
でも、そんな高温の炎でも、ガスと酸素の供給を止めると一瞬で消えてしまいます。これが不思議なのだ。なんであそこまで強力な現象が一瞬で消えるんだろう? いまやあ理屈は分かるけれども。本質が捕らえがたい一瞬ごとの現象。そういうもんが目の前にあると思うと不思議な気持ちになる。

それだけ!
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