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薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

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  • 04/25/22:19

大型ネコ類に対する萌え


一向に進まないWoDパロ、それでも資料探しは楽しいです。
『野生ネコの百科』という写真いっぱいの本を読んだらいろいろと新しいことがわかって萌えた。
というか、ネコ科の動物って、とにかくもうどうしようもなく美しいのね。そしていろんな本で、「ネコ類は進化の頂点に達し衰退しようとしている」と書いてあったのがなんとなく納得できました。

大型ネコ類ってのは肉しか食べない完全な肉食ハンター動物で、基本的には単独で生息する。(例外はライオンだけ) そしてものすごく効率的で強い。食物連鎖の頂点にいるから広い範囲を一頭で独占する。
運動能力がものすごくて、ユキヒョウなんて1~1・5mの体格で15mもジャンプできたりする。そして獲物を倒すときはとびかかって後ろから首をかむ。牙が頚椎のスキマに入り込むようになってて獲物を即死させられる。だから大型の獲物の抵抗にあって怪我をすることも少ない。目がよくて耳がいい。(でも鼻はいまいち) 足音を立てずたいていは木登りが上手で種類によっては泳ぐのも上手。
そして、人間を食べることも多い……
なんと虎の場合は1000頭に3・4頭の割合で人食いになるといわれているらしいですね。恐ろしいです。ライオンやヒョウも人を喰う。歳を取って狩りの下手な個体が人食いをするといわれていたらしいですが、実際はそんなこともないらしいです。現在だと人食い虎や人食いヒョウであっても法で保護されてるから射殺するわけにはいかないらしい。自然保護区域に逃げ込まれると手出しも出来ない。
『ツァボの人食いライオン』と呼ばれる人食いライオンの事件が19世紀にあって、これは2m近くある若いライオン二匹が9ヶ月にわたって50人以上を食っちまったという事件。鉄道の敷設のためにあつめられた人足たちが、キャンプを作って暮らしていたのが30mという距離で取って喰われて工事自体が中断したという始末。50人ですよ50人…… どれだけ恐ろしいか想像も出来ない。
でも今は美しい毛皮のために乱獲されてどのネコ科動物も絶滅寸前だそうです。でもこれをもって、人間のほうが大型ネコ科よりも悪い、とはちょっといえなくなった。確かに毛皮のために大型動物を殺すのは悪いことだけれども、銃をもった大人でも対抗できないような天敵が近くに生息しているという恐怖の状況を考えるとそのストレスは耐えられないと思う……

ちなみにイヌの仲間は未だにあまり絶滅しそうにないあたり、生き物としての逞しさが違うのかなあ…
『野生イヌの百科』という本もあるんですが、こちらによるとキツネやタヌキ(どっちもイヌの仲間)は生息域を広げてすらいるそうです。雑食性、群れでの行動、人間にたいする警戒心と体の小ささ(2mを超えるイヌの仲間はいない)が幸いしているのかもしれないという。
ちなみにニホンオオカミは絶滅してしまいましたが、ものの本によるとアジアのネコ族である虎やヒョウほど恐ろしい存在じゃなかったそうです。民話などによると小豆飯が好物だったそうな。畑を荒らすイノシシや鹿を追い払ってくれるため、一部だと大切にされていたそうです。でも狂犬病を移したり人を襲ったりするのでやっぱり怖くはあった。

うちのWoDパロだと、スコがライオンの獣人、ばっちゅがピューマ、ジタンがヒョウとなってました。
ライオンはネコ族だとめずらしく群れを作る。でも群れはメスが中心になっていて、一群れに一匹しかオスはいないのだそうです。若いオスは自分のプライド(群れ)を手に入れられるまでははぐれライオンとして一人で暮らします。歳を取ったオスを追い出せればよし、そうじゃない場合はあまり長生きはできない。ライオンは群れを作らないと生きられない生き物だから。若獅子って哀しいね(´・ω・`)
ピューマはネコ科の中では地味な毛皮を持っているせいで、この中だと最も数が多く存在しているそうです。逆にヒョウは美しい毛皮のせいで絶滅寸前。卓越した狩りの技術により、アフリカなどでは「まだらの服を着た遊び好きの死神」と呼ばれていたそうですが、今では数もわずか…

あとネコの仲間というとエロティックなイメージが若干ありますが、これも理由のないことじゃないらしい。
ネコの仲間は交尾の時しかオスメスが一緒に行動しませんが、そのときには非常にたくさんの回数交尾を行います。なんでかというとネコ族のオスはペニスに逆棘状の構造があり、これでメスの膣をひっかくことによって受精を誘発するからです。(…と、言われているそうです) なのでメスは交尾を行うと痛がってオスを攻撃しますが、ペアになってから数日間の間に何十回も交尾を行い、その結果受胎するとそれっきり分かれてしまうことになる。なんか濃厚というか情熱的というか。

ネコ族の美しさってのは、まさに自然が作った最高傑作という感じがします。尻尾の先端から牙の先まで一分の隙無く美しい。特に虎とヒョウとジャガー。
マイナーな伝承なんですが、パンサー(ヒョウ)は中世のキリスト教世界では不思議な伝承をもって伝えられていました。
伝承の中のパンサーは、絹の毛皮に覆われた全身にバラの花のような模様があり、すばらしい芳香を放つため、どんな動物も魅了されて傍にまでやってきたという。しかしパンサーは冷酷な殺し屋で、その目を見るとそのことを悟った動物たちは逃げ出してしまう。だからパンサーは目を閉じて待ち、その美しさに魅了された動物が十分に近づいたところで、飛び掛って命を奪うという。
優美というかなんというか…… うん、すごい。
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