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薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

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  • 05/25/04:34

GX字茶やります&GX的流行の読書


今から予告。明日、字茶をやります。
真っ昼間から開いてるかもしれないし、晩御飯後の22時くらいからOPENかもしれないし。分かりません。
でも、24時を過ぎたら、”変態という名の淑女のための字茶”に変更するのは決定済み(笑
ちゃんとログ取れるチャット探そう… お待ちしております。

そんで、ちょっとうれしかったこと。
私超布教してる『グラン・ヴァカンス』『ラギット・ガール』が、GXの字書きさん界隈でわりと広まってるのね!!(笑
上記二作はともに飛浩隆作の傑作SF作品です。『グラン・ヴァカンス』が長編で、『ラギット・ガール』が短編集。”数値海岸”という仮想現実リゾートを巡る、残酷にして清冽、グロテスクにして美しい物語のシリーズです。
仮想現実リゾート、っていうネタはものすごくありがちですが、この”廃園の天使”シリーズは、飛氏の一種奇跡的なレベルの美しい文章表現、そして、人間なら誰しもがもちあわせているのだろう”欲望”というものに焦点を当てたという性質から、他の仮想現実モノとは一線を画してます。そこがいい。すばらしい。

『グラン・ヴァカンス』は、”夏の区界”という名の”南欧のうつくしい田舎町で過ごす夏のリゾート”をテーマにした世界に、ある日突然”ゲスト”(現実世界から訪れるリアルな人間のユーザー)が訪れなくなり、そのまま千年間、終わらない夏が過ぎ…… そしてある日突然、うつくしい”夏の区界”が災厄に襲われ、AIたちの必死の防衛戦が始まる、という物語。

『ラギット・ガール』は現実世界に舞台を移し、”数値海岸”のなりたちの謎に迫った表題作や”クローゼット”、さらに『グラン・ヴァカンス』の番外編である美しい掌編”夏の硝視体”や”魔述師”、さらに、『グラン・ヴァカンス』に登場するとあるキャラクターの誕生と覚醒をアジア的モチーフをキメラ状にコラージュした世界を舞台に描くアクション作品”蜘蛛の王”などが収録されております。

まあ、どれ一つとっても”傑作”じゃない作品がないっていう化け物のよーな作品集なんですが、これを人にすすめた理由がちょっとふるっているというね~
実は、『ラギット・ガール』収録の”蜘蛛の王”、あとは第一作『グラン・ヴァカンス』でもメインで登場する”ランゴーニ”っていうキャラクターが、なんともいえず… 覇王様してるんです(笑
ねたばれになるからあえて多くは語りませんが、”蜘蛛の王”は覇十好きさんにはたまらない仕掛けがほどこされております。覇王様狂いの某様にそれをすすめたら、萌えが噴火しておりました。ほかにも、『グラン・ヴァカンス』のヒロイン(女の子だが!!)が、どことなく十代っぽい感じがするコでね…!!
そういうナナメな方向の萌えを追求することもできるのが、”廃園の天使”シリーズの面白さ。
あと重要なこととして、そんでこの小説は文章がエロい。半端なくエロい。もう、どうしようもないくらいエロい。
通常の意味でのえろ表現はないのに、行間から香りたち、読んでるこちらの指に臭いがこびりつきそうな、異様なまでに密度の濃いこのエロス!! すごいよマジで!!(笑

”「似合う」
「そう? きみほんとに服を見てる?」
 唇がにっこりとなる。ジュールはその唇の感触を思い出す。
「見てるよ」
「ほんとかなあ… ほんと?」
 熟したオリーヴのような、緑黒の二つの瞳がジュールを覗き込む。
 ジュリーの中でそこだけは白くない。ジュリーの感情は、くるくくるといつも、そこに無防備に顔を覗かせている。仔犬のように愛を愛し、親猫のように無愛想で、少女のように(いや、少女だ。まだ十六歳なのだから)、頑なな瞳。
「まあいいや。ギロンじゃきみに勝てないもんな」”
《 グラン・ヴァカンス(文庫版) P16より抜粋 》

” ラギット・ガール。それは阿形渓の名を世界にとどろかせた「作品」の名だ。
 目の端に痣をつけられた少女がいる。左手の手首から先は包帯でまかれ、血が滲んでいる。ネットワークのどこかで、このやせっぽちの少女が膝を抱えて座り、怯えている”
” 阿雅砂―――とその少女は名乗る。十二歳だという。それが正しいかどうかはわからない。長袖のカットソー(すこし大きめでぶかぶかしている)を着ていて、ときおりそれをめくって脇腹や腕を見せてくれえる。暴力の明白な痕跡がそこに残されている。むごらたしさに息を呑む”
《 ラギット・ガール P56より抜粋 》

どこを抜いても本文の魅力はわかんないなあ!(笑
萌えとかを抜きにしても最高の傑作であることは間違いないです。超オススメ。ぜひぜひ、手にとってほしい一品ですv
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