忍者ブログ

薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

NEW ENTRY

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/26/17:56

露さんのイメージ(ヘタ&非ヘタ)


私の偏愛してる某おにんにん系エロサイトさんが、露ったま×雛菊でおにんにん本を出しててびっくりしました。
オンリー…行こうかな…

ところで私はイヴァンさんが大好きです。
ロシアさんも好きです。
キャラとしてのイヴァンさんと、リアル国家としてのロシア文化の両方を愛しているという意味なのです。

ロシアというと、経済や国家としてはどことなく怖そうなイメージが漂っていますが、自分が10年前にホームステイで尋ねたときには、それはそれは美しい、そして洗練ではなく素朴さの魅力を持ったヨーロッパらしい国、というイメージが強かったです。
モスクワ→サンクトペテルブルク間の移動が夜間列車だったり。(【赤い矢】号という名前の列車だった)
白夜のせいで、夜更かししてベッドに入る頃には、白々と暮れていく不思議な夕暮れが見られたり。
蚊が死ぬほど多かったり&でも刺されてもあまり痒くなかったり
15歳以下の女の子が妖精のような美少女ぞろいだったり
飯が美味かったり飯が美味かったり飯が美味かったり



ロシアさんの風景で特に印象的だったのは、
駅前に自然と出来上がっている広大な露天市場と、アパートには必ず増設されている自作バルコニー、それから、どこまでも広がる平地のあちこちで河や池で泳いでいる家族連れだったと思います。
露天市場に関しては、ちかくで摘んできたと思しいベリー類を籠とかに入れて山盛り売ってる様子がすごく印象的でした。ホームステイ先のお母さんによると、近くで摘んできたものだったらしい。あとはどう見てもごみ収集上にしか見えないペンキ塗られた鉄格子の中に、大量のスイカをごろごろ詰め込んで売ってたり。
バルコニーはどこのアパートにも必ず増設されてました。なんでも、冬に洗濯物が凍るのを防ぐためとかなんとか… でもどこも工夫を凝らしたデザインで、隣ごとの家でまったく違うデザインの出窓になっているのが愛らしいのよね。自作といっても格子などにそれぞれ工夫を凝らした彫刻や切抜きが施されていました。実にロシアらしい雰囲気の。
平地というのは電車の窓から見たのですが、ちょっと人里を離れると、ロシアの広大な土地のあちこちには、幅のひろい流れのゆるい川がちらばってる。そこに水着姿の家族連れが弁当とシートもってくつろいでるのです。完全に海水浴のノリでした。向こうは海が無いからね。
ホームステイといっても完全日本語で、教えてもらった言葉はたった四つだけ。
「スパシーバ」(ありがとう) 「パジャールスタ」(どうしたしまして) 「ドゥーブラェ・ウートラ」(おはようございます) あと「フクースナ!」(美味いです・おいしかったです!)
この四つだけを忘れずにいれば、楽しく過ごせるロシア・ホームステイだったぜ。あと「ダー」(Yes)と「ニェット」(No)。

どこ行っても飯が美味く、内気というかはにかみやな人が多く、礼儀正しさは美徳であり、自国の言葉は世界一美しいと信じている、というあたりが、日露の共通点だったなーと思いました。
特にロシア人が言ってた台詞で印象的だったのが、「ロシアのアイスクリームは世界で一番美味い。チョコレートは二番目に美味い(一番はベルギー)」でした。
とにかく、ホームステイ中に食べたものは、全部美味かった。ステイ先の人に頼んでピロシキを作ってもらったんですが、あれは家庭によって中に入れるものが違うらしい。そして揚げるのは東側の伝統らしく、西側だと焼いて仕上げる。中身がリンゴの焼きたてのボルシチはもうたまらないほど美味かったです。
あとプリャーニク食べたい… なんか糖衣がけジャム饅頭みたいな死ぬほどあまいお菓子なんですが、砂糖入れない紅茶と合わせるとマジ美味い。
シーズンが合わなかったので食べられませんでしたが、ロシアはあとはキノコが美味いらしいですね。夏場はベリー類を取り、秋口になるとキノコを取るのが一般的だと本で読んだから、あの後は駅前でキノコがうられたりしてたんだろうか。
あと共通点として、日本人もロシア人も名前が長い、というのがある…
日本語は母音が多いので、ローマ字表記するとやたらと長くなる傾向があるという。たとえば「京極夏彦」なんて、「Natuhiko Kyougoku」で、「Антон Павлович Чехов」と大差ない煩雑っぷりとなる。ちなみに例は作家のチェーホフ。

イヴァンさんが好きでたまらないというのも、どうしてもあの熊さんみたいな彼が、私の知ってるようなロシアで生活してる姿を想像してしまうからなんだろうと思います。
日々、道路や建物がボロボロに劣化した町で働き、お茶の時間にはロシア菓子を食い、歌うような旋律のある言語を喋り、うっとおしい蚊に悩まされながら白夜の下で寝てるのかと思うとね……
ちなみに日露ホームステイというのはうちの学校と向こうの学校で交互にやってる企画だったので、日本にロシア人の学生さんたちが泊まりにきたのも見たことがあります。
電車に乗りながら、「こっち見ると山があってこっちみると海がある!」(ロシアだとありえない)と盛り上がってるところを見たりもしている。残念ながら飯の感想は聞いてませんが、和食の優位を認めたとも聞いていないので、ロシア料理のプライドを守ったのかもしれない(笑

日本が『真珠の国』だとしたら、ロシアは間違いなく『琥珀の国』でしょう。
日本の真珠は丹精を込めて養殖されるもので、発達した技術と、国家による産業保護の賜物です。真円のアコヤ真珠の一連のネックレスは、肌理が細かくて小柄で、公式の場では控えめな装いをよしとする日本人によく似合う。青貝のはめ込まれた漆器などは、日本らしさの粋だと思います。
で一方、ロシアでは非常に多量の琥珀が算出されます。有名なところだとエカテリーナ宮殿に『琥珀の間』っていう場所があって、壁から調度からシャンデリアまで、すべてが琥珀で作られている。その凄まじい富の誇示がある一方で、古いロシアの民族衣装やイコンにも、多量の琥珀が用いられている。
大きな赤琥珀の数珠を連ねたネックレスは、沼や河で取れる小粒の真珠と共に、ロシアらしい装いの頂点だと思います。でも琥珀は養殖真珠のように、精緻に生み出される工芸品というわけではない。むしろ大地の恵みだといえると思う。ロシアは、大地に愛されてる国です。日本が海に愛されてる国だとしたらその逆ということだと思うのだけれども。

あと、ロシアには世界最大の深さを誇るの淡水湖である「バイカル湖」があるんですが、「昔神様がスプーンでシベリアをサクッと削ったところがバイカル湖になり、その土を海にすてたところが日本になった」って伝承はマジなのでしょうか?(笑
というか、バイカル湖を埋め立てるのに必要な土が日本列島分か… 恐ろしい…w

ところでヘタリアネタを見てて違和感を感じると思ったら、ロシアさんが常に「イヴァンさん」と呼ばれてるからだったんですね。
他人行儀ならともかく、本名は聞かないと教えてくれないくらい愛称が一般的なあの国で、常に「イヴァンさん」ってのはなんか変な気もします。特にナターリア嬢との間だったら、「ワーニャ」「ナターシャ」じゃないかなあ…あとおねえちゃんからは「ワニューシカ」でもおかしくない気もする。
ちなみにむりやり菊たんをロシア姓名で呼ぶなら… うーん「菊」をロシア語でいうなら「フリザンテーマ(хризантема)」、語感で言っちゃうなら「マルガリートカ(雛菊)」? そうなると愛称は「フーリャ」「フューラ」、もしくは「リータ」になるのかなあ。
「マルガリータ」はギリシャ語で真珠を意味する「マルガリタ」、転じて雛菊の意の「マーガレット」から来るので、ネタとしてはありかもしれません。

ちなみに「хризантема мой(フリザンテーマ モーイ)」で「ぼくの菊」の意になります。
「Мой маргаритка ангел(モーイ ミーリィ マルガリートカ)」だと、「ぼくのちっちゃな雛菊」。
ロシア語ってやっぱり、小鳥の鳴き声みたいなイントネーションがあって、かわいいなーと思います(*´▽`*)

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら