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薄暮都市

同人・女性向けの話題専用のブログ ジャンルはよろず。遊戯王・DFF・バサラなど。 ときどき、アイマスや東方などの話も混じりますのでご了承の程を。

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  • 04/24/08:01

アリューシャはもういない


笑ったり泣いたりできるおれのままで手を振って別れたかったんだ。
だからアリューシャはもういない。

ごめんね、ありがとう、ごめんなさい。
さよなら。


前回に引き続きTRPGのお話。




世界観はブレイド・オブ・アルカナ。名前はアリューシャ。男。種族は人間、ブレダ出身の貧農の子。所属陣営はミンネゼンガー。
西方暦1054年生まれで、現時点だと17歳。でも身長は160cm。
金茶色の目に癖っ毛の金髪、小麦色の肌。聖痕の位置は両耳のみみたぶと髪の一筋。
デクストラ・ステラが確定で、イグニスとアングルスを適宜で入れ替えをしてました。
特徴として、チビで笑い上戸。うっかりした性格で余計なことをよく言ってしまう。
見習いの錬金術師で、得意なことは車両や大型機械(可動式の橋とか風車とか)の整備。
特殊因果律【少年公の秘密】を取得していたため、ミンネゼンガー公マティアスのお兄ちゃん分だった。
ブレダ訛り(ロシア訛り?)が強く、他人を勝手にブレダ風の愛称で呼ぶ癖がありました。
苦手なものは偉い人。嫌いなものは人の死、それと戦い。
実はとても臆病で泣き虫。精神のどっかは5歳くらいで止まってました。

今後もデータ的には続行して遊ぶんですが、事実上いなくなってしまった私のPCです。


今回で第九回になるキャンペーンは、動乱のハイデルランド(ブレイドオブアルカナの舞台)で諸侯が争う戦乱の時代を英雄として生き抜いていくというもの。
しっちゃかめっちゃか具合は大空位時代の神聖ローマ帝国並み。
選帝侯とよばれる貴族たちがハイデルランド王を決めるための投票権を所持してはいるものの、選帝侯の証である指輪自体のニセモノが出回ったり、選帝侯を傀儡にしようとするものがいたり、そもそも選帝侯会議の結果そのものが無視されたり…
そしてうちのPTのメンバー六名は、それぞれみんなが違う陣営に所属しているため、未だに確定パーティを組むどころか、お互いの手の内を明かしきってすらいなかったのでした。

今回で脱落者は二名目。
一人目はイストワール/イシュトヴァルと名乗っていた帝国側の密偵のお姉さん。今回堕ちたのは、K(ケイ)と名乗っていた皮肉屋の軍師のお兄さんでした。
六人パーティの二人入れ替え… 

うちのサークルは戦闘バランスのタイトさが名物みたいなものなんですが(実際、一人も死なないようなレベルだと物足りなくなるw)、今回は奇跡を全部打ち切った上、途中で回復役が落ちて全滅の憂き目にあうという、むちゃくちゃきっついラストバトルでございました。
ミンネゼンガーの国を影から操っていた黒幕を始末し、なんとかミンネゼンガーは正体を明かした少女公爵マルレーネの元に集い、さらにはウニオンの後ろ盾も手に入れるという中々の結末。
表向きにはな!!

まだ13歳の少女を少年と偽って傀儡にし、ミンネゼンガー公の位置に。
それを裏から操っていたのがミンネゼンガーの侯爵ユリウス。しかしそのユリウスもまた操り人形であり、さらにすべての糸を引いていたのが今回の黒幕でした。
で、その少年公マティアス=少女公爵マルレーネが自らの足で持って立ち、ユリウス侯を討伐し、ミンネゼンガー全土を治めることを宣言した。さらにハイデルランドの正統な後継者であるヒルデガルド姫もそれを支持。すばらしい筋書きです。
でもその裏でユリウス侯を討伐したのは名も無い少年技師であり、さらには真の黒幕である毒使いマリエンとの戦いの中でウニオンの軍師ケイも失われた…

ぶっちゃけ、ケイが堕ちた瞬間、アリューシャは発狂してました。
妹分の唯一の家族であるユリウスのおっちゃんにも生き残って欲しかったし、仲間には絶対にいなくならないでほしかった。
人を殺した手でマーチカ(マティアス=マルレーネの愛称ね)に向かい合うのが本当に辛かった。戦争が終わったらケイが一緒に先のことを考えてくれるって言ってたのにわりとすがってた。
でも、ユリウスのおっちゃんに止めを刺したのは自分だった。しかも戦いの中ではなかった。それにケイもいなくなってしまった。闇の誘惑に堕ちて、そのまま敵になってしまった。

えぇもうあの瞬間、どんなにか言おうと思いましたもの。

「こんなの全部嘘だよ。聖痕を持ってる人間は、死なないんだよ。
 イーシャもケイも、ユリウスのおっちゃんも、死んだりなんてするわけないじゃんか。
 だからこんなの全部嘘か、さもなきゃ誰かの冗談に決まってるよ」って。

さんざん泣き喚いて心神喪失状態になったあと、
再登場した瞬間、コレを言おうかとかなり本気で思いましたよ。
でもソレを言ったらアリューシャのキャラクターが完全に破綻して、今後の冒険が続けられなくなります。
というか、死んでも堕ちてもいないPCが発狂するのは不味いだろうさすがに。

なので、アリューシャにはいなくなってもらいました。
というか、あの子はもう冒険なんて出来ません。もしプレイするとしたら完全な欝状態か発狂かのどっちかになっちゃう。
だから、主になったマルレーネから新しい姓を賜り、名前も今後はハイデルランド風の名乗りにかえることにいたしました。
チビで泣き虫でよく笑う”アリューシャ”ではなく、錬金術師の”アレクサンダー(アレックス)・レヒテ”が次回以降の私のPCでございます。

次回以降は、イグニス・ウェントス・デクストラで組むことになるかなー。
パーティメンバーにもGMにもぎすぎすした空気を強いることになりそうで今から心配です。
でもさ、キャラクターがもう冒険不可能になっちゃったのなら、人格を強引に変えてでも進むしかないじゃないですか…

なんでとりあえず、アリューシャとは、もうお別れです。
ケイやイーシャはなんとかして見つけ出します。その結果が戦いとか殺戮になるとしても。
でも、キミに関しては、もう一度姿を現すことはどうしても幸せだとは思えないんだ。
つうか、もう戦えないキャラクターじゃあ、このお話を進められないんだ。
なんで、ばいばいアリューシャ。

またキミに会えれば、ほんとうは嬉しいのだけれども。



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