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足りなかったものが分かった
ここ最近、はりのない人生を送っていたのですが（なんなの）、私がＤＦＦの二次創作で足りなかったものがとうとう分かりました。
…ヤンデレ美少女だよ！！
ヤンデレ美少女（男は不可）は至高。
ヤンデレで闇属性でロングヘアーの美少女は最高。
ヤンデレで闇属性でロングヘアーでお嬢様で旦那がツンデレは神。
相方Ｇさんにそれをいったら、「そりゃＤＦＦにはいないわ」と納得してもらえました。うん、いないよね。そもそも女の子があんまりいないですからね。
とりあえず、最近だと遊戯王ＧＸのユベル、ニコニコＲＰＧの桂言葉が旦那もまとめて萌え萌えでした。ゆべやんも言葉さんも私の中で旦那がツンデレでしたので。二十代さんはユベやんにはツンデレだし、ニコニコＲＰＧだと桂馬（社長×言葉）だったし。
私の中で永遠の美少女というと、沙耶たん（ニトロプラス・沙耶の唄より）だし…
なので、ヤンデレ美少女or美女に萌える要素がたりなくて日々潤わなかったです。でももう大丈夫。もう補給された。新たなる私のアイドルが現れた。
戦国バサラの市っちゃんこと、『お市の方』ですよ！
アニメ版のバサラでちょっと気になっていて、ニコニコでプレイ動画を見ました。そして萌えた。なんだあれは。旦那の長政様とあわせてなんだこの萌え夫婦。
市っちゃんは史実的には織田信長の妹で、浅井長政のところに嫁ぎ、後に歴史上で重要な役割を果たす『浅井三姉妹』の母となりました。政略結婚とはいえ、浅井長政との夫婦仲はいたってよかったそうで… また、当時も名だたる美女と言われていたそうで、戦国時代の姫キャラだと屈指の人気キャラでもある。
戦国系のゲームだと、かなりの割合で操作キャラとして採用されていたりする。顔グラあったり。
でもバサラ市っちゃんは地獄少女で根暗で弱虫で泣き虫なヤンデレ欝っ子です。ぶっちゃけ駄目な子です。
しかし、そこがすばらしい。マジで。
魔王わかも…もとい魔王織田信長の妹として生まれ、あまりにプレッシャーの大きすぎる兄の存在に怯え、織田家の姫として生まれ駒として生きるしかない己の定めに怯え、さらに、死霊の声を聞き操ることができるという己の運命に怯えながら生きてきた市っちゃん。そのせいか人格はいたって未成熟で幼く、口調とかもたどたどしくあどけない雰囲気です。グラマラスな体型と妖艶な美貌とのギャップがなんともいえない。
そして旦那様の浅井長政は頭の固い熱血タイプで、かつ、自分自身の正義にまったく疑いをもてない正義バカ。声が大きくて怒りっぽい。当然上手くいくはずがなく、市っちゃんは長政様に怒られるんじゃないかとびくびくしてるし、長政様はうじうじした市っちゃんにイライラしている。
この夫婦、上手くいっていないんでは…？ とぶっちゃけ最初は思った。
でも上手く言ってないどころじゃなかった。萌え萌えだった。愛に満ち溢れていた。
長政様の市っちゃんへの不器用な愛情表現はニヤニヤすることこの上ないし、特撮大好き正義マニアが市っちゃんの前で花占いを気にしてみたり自分の態度を反省してみたりするところはもうニヤニヤ。ニヤニヤがとまらない。
そして、自分の影に追われてる市っちゃんも長政さまのことがホントに好き。あの好きっぷりが切なくもいとしくてたまらない。英雄外伝だとお市編と長政編が対になってて、市編だと市っちゃんのヤンデレルート、長政編だと長政さまのツンデレ＆市っちゃんのデレデレルートが見られます。たまらないっす。私も浅井家臣になって、「姫様にいいところを見せなければ！」と言ってみたい。
でも、史実を調べてみると、これがけっこう面白いんです。
市っちゃんと長政様の浅井夫婦は、男子二人に加えて、茶々、初、江与の三女、通称「浅井三姉妹」が授かってますが、この三人、調べてみると後々すごい栄達をしている。
茶々こと淀殿は太閤・豊臣秀吉の側室として男子を二人儲け、お江与は徳川の二代目将軍・徳川秀忠の正室として三代目将軍・家光の母となってます（もっとも親子仲は最悪だった…）
さらに浅井夫婦からみてひ孫にあたる女の子が明正天皇として即位までしている。母系で見ると、太閤、将軍、天皇のすべてを浅井の血筋から輩出しているわけです。ついでいうとその功績から長政さまは死後、従二位権中納言が追贈されている。位で言うと謙信・政宗に並んでいて、お館様よりも上…
史実のお市の方は、娘たちにたいして「浅井の血を絶やさぬように」と遺言したといいますが、ここまでくるとちょっとすごい。絶やすどころじゃない。
ちなみにアニバサでもなんか最近市っちゃんがヒロインポジションで大活躍しております。長政様まさかの再登場だったしな！！
久しぶりにヤンデレ美少女分を補充できて私ツヤツヤです。しかもハッピーエンドもちゃんとあるというね。憎いぜ。
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