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ごわごわ
なんだかもう何もする気力が起きないので、大人しく本とか読んでます(´・ω・`)
あと、アクセサリ通販の申し込みをいただいた方々は、今回の通販期間が終わってから一括でお返事させていただきますね。もう少々お待ちください。
しかし、せっかく作ったリボン、今のうちに出品しないと季節遅れになっちゃうんだけどなぁ… 写真を撮る気力がわかない。何も出来ない。
何も出来ないついでに本を読んでいたのですが、「人間×人外」のラブロマンスといえば、戯曲【オンディーヌ】が最高だよ! とちょっと主張させていただきます。
ジロドゥという人が書いた戯曲で発表されたのは1949年。ちょっと旧いけど十分範囲内ですね。あのあたりのロマン派っぽさは今読んでもすごくロマンチック。
ようするに人魚姫の類話というのか、人間の騎士ハンスを愛してしまった水妖オンディーヌが、再び水界へと戻っていく過程を描いた悲恋物語。ラスト近くにオンディーヌが自分の父である水界の王に懇願するシーンが泣ける。
あの人を殺さないで…
それはならぬ。あの男は約束をたがえたのだ。
人間の愛は私たちの愛とは違うわ。裏切る男が一番愛していることがよくあるの。不実な男が一番誠実だということだってよくあるの。
可哀相に、オンディーヌ。お前はまるで人間の女だな。
…うろ覚えですがこんな感じ(´・ω・`)
そしてラスト、すべての記憶を消されたオンディーヌが、ハンスのなきがらを見て言う言葉。
もしこの人が生きていたなら、どんなにか好きになったでしょうに。
人外の娘のひたむきで異形な愛、その可憐さといたいけさがすばらしかったです。でも今本が手元に無いからうろ覚えなんだよ(´・ω・`)
そして異形といって思い出したのですが、つい先日、ブックオフで「バージェスの娘たち」を見つけて驚愕しました。なんでこんなもん売ってるんだ! 気になってたので即購入いたしました☆
『バージェスの娘たち』は今から10年ほど前に発売された短編漫画集です。成人向けエロマンガとして出ていますが、しかし、エロイかというとそんなことはあまりない。作者自身も「実用的なマンガをかかなきゃいけないとは思ってなかった」(大意)ってことを作中で書いたりしていますし。
人造人間である有機人形たちの中でも、名工たちの手によって身体改造を施された異形の性玩具人形たちを描いた物語集。その作中に登場する身体改造はひたすら凄惨の一言に尽きます。
でも作中だと、そんな姿になった有機人形たちが、まったく自分の姿を嘆くこともなく、普通にまったりしたりラブコメしたりしているのがとにかく異様なオーラをかもしだしております。
だいたい、メイン扱いになっている『バージェス・ドール』の姿かたちが凄い。なんと、口と性器ば入れ替えられているのです。つまり股間の部分に唇があり、口の位置に女性器がある… セックスをするときの体位は当然フェラチオをしているような態勢になる… どういう脳みそをしていたらこんなもんが思いつくんだ!?
二巻目になると、口の部分に男性器を移植され、アナルを女性器状に改造された少年も登場し、話はますます混迷を深めます。つまり通常ならキスをしている体勢が本番のセックスになり、正常位はフェラチオになり、うーん?????
作中だと、”銘入り”の有機人形たちは非常な高値で取引され、作者の名を冠して呼ばれ、さまざまなギミックを秘めており… とFSSシリーズのファティマのオマージュとも見えるモチーフがあちこちに見られます。でも、なんといっても印象的なのは、この作品全体にただよう”天然具合”だよなー
巻頭カラーにはメインヒロインに扮した作者のグラビア写真があり(そして作者は男性…)、ブラックなのかなんなのか分からない四コマが穴埋めに掲載されていたりもする。これがどうもちょっと古めの同人誌のノリであって、どうも意図があってやってることとも思われない。
そしてどの作品でも色濃く登場してくる、処女性へのこだわり・”フェラチオ”への極端なフェティッシュ…
そもそも、通常の体位でのインサート・セックスはほぼ登場しませんしね。実際は性器での性行為であっても外面的にはキスをしているように見えるか、フェラチオをしているように見えるか。
そして登場する女の子の8割ちかくはフェラチオのために歯を抜かれ、時と場合によっては目を縫い合わされ、とひたすらとんでもない描写が続きます。全身に宝石を移植する改造を受けた”パール”に至ってはちょっと感動してしまった。あそこまでいくとなんかすごい。もうすごいとしかいいようがない。
(パール:その名の通り、全身に”真珠”を埋め込まれた有機人形の少女。双眸を巨大な黒真珠に置換されているのにスタートし、乳首にはコンクパール、性器部分にもびっしりと真珠を埋められ、歯もすべて真珠に置き換えられている)
なんというか、こういうヘンな漫画も世の中には存在するんだなぁ、としみじみしてしまいました。久しぶりに本当の意味で「とんでもないもの」を見てしまった気分です。
…あーでもMMDの異形ミクも凄かった。なんかとんでもなかった。あっちは骨と逆関節に対するフェチだった。
私はこういう「とんでもないもの」が好きなんで嬉しかったですけどね!
当然フェチだってのもあるんだろうけど、こういうものを読んだときの「脳みそがシェイクされるような感じ」ってのが好きなのです。ジェットコースターに乗るような感じで世の中の見方が変わる。
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